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人を招きやすい部屋の探し方

インテリア

人を招くことをテーマに物件の選び方を考えます。住まいの満足度を上げることにも繋がる視点をご紹介します。

目次

1.キッチンは必ずしもオープンがベストとは限らない

2.まずは「掃除のしやすさ」を考えるべし

3.たまに人を招くなら、物を隠す収納スペースを確保するのもアリ

 

 

キッチンは必ずしもオープンがベストとは限らない


新しい家への住み替えを考える際、ホームパーティと表現するほど大げさなものでなくても、定期的に友人・知人を招きたい、招くことができるような家にしたい、という方は多いと思います。それでは、人を招きやすい家とはどのようなものでしょうか。

「人を招きやすい」という表現にはさまざまな意味が含まれています。大きくは、招いた人たちを不快にさせない、人を招いても恥ずかしくないといった必要最低限がカバーできているという意味合いでの「人を招きやすい」と、オープンで広々とした空間でコミュニケーションを楽しめる、盛り上がれるというポジティブな意味合いでの「人を招きやすい」という、二つの面に大別できるでしょう。言い換えれば、ホームパーティ初心者(あるいは、気軽にイエノミを楽しみたいというような人)にとっての「人を招きやすい」と、ホームパーティ上級者にとってのそれは違うはずです。

例えば、ホームパーティの代名詞ともいえるオープンキッチンやアイランドキッチンは、料理をしながらゲストとのコミュニケーションを楽しんだり一緒に料理をすることができるため人気がありますが、料理があまり得意ではなく手際を見られることを好まない方もいるでしょうし、匂いや音も心配です。自身の嗜好やゲストの属性によっては、あえてクローズ型のキッチンを選択した方が人を招きやすい、ということもあります。

 

まずは「掃除のしやすさ」を考えるべし

また、どちらのタイプの方であっても、人を招きやすい家にするためにまず考えるべきは「掃除のしやすさ」です。2014年にキリン食生活研究所が行ったホームパーティについての調査では、ホームパーティを開く際に困っていること、という質問に対して、「開催前の家の掃除」「後片付け、終了後の掃除」と多くの方が回答しました。ホームパーティ向きの部屋というと、どうしてもキッチンやテーブル周りのことをイメージしてしまいますが、多くの方は食事や飲み物の準備やそのほかのパーティーを楽しむための工夫よりも、人を招く前後の掃除の方に苦労しているようです。

 

たまに人を招くなら、物を隠す収納スペースを確保するのもアリ

掃除や整理整頓についてはブログやSNSなどで発信している方が多く、簡単にインターネットで調べるだけでも多くの情報に触れることができます。部屋に人を招くことが多くなりそうな方は、そうした情報を参考に、電化製品のコードが絡み合って邪魔にならないような家具配置、床との距離を一定数取れるような足の長いインテリア選び、お掃除ロボットが十分に立ち回れるようなスペースづくりをするなど、あらかじめ掃除がしやすい部屋づくりを強く意識しておくとよいでしょう。もちろん、日常的な掃除・整理整頓を習慣にするのがベストですが、家に人を招く際にだけ、きれいな部屋を用意できればいいと割り切るなら、そうしたイベント時に物を詰め込むためのクローゼットなどの収納が多い部屋を選ぶ、というのも立派な選択肢の一つです。

「人を招きやすい家」を住まい探しのなかで意識することは、掃除のしやすさやコミュニケーションの楽しみやすさなど、普段からの住まいへの満足度を高めることにも繋がります。あまり人を招くのが得意でないという方も、自分の理想のホームパーティを考えながら住み替えを検討してみると面白いかもしれません。




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