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1LDK賃貸物件の見つけ方と探し方

間取り

今回は最近どんどん増えている、1LDKのお部屋探しについて。物件の中でも特にスペックが多様な1LDKは探し方も幅広い。希望通りの部屋を見つけるための、間取り図の読み方を解説します。

 

1LDKの住まい探しは、自分のなかの優先順位を考えるトレーニングに最適

 

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あらゆる部屋は「そこにどんな人が住むか」を多少なりとも想定したうえで建てられます。そうした想定と実際に住む人のアンマッチは、1Kやワンルームでは起こりづらいのに対し、どうしても1LDKでは起こりやすくなってきます。

その理由の一つが専有面積です。HOME’Sが毎月出しているマーケットレポートでは、1LDKタイプ(2Kや2DKなどを含む)の平均面積は40平方m~42平方mとなっています。住まい探しをされる方が1LDKと聞いて想像する、いわゆる「広くゆったりしたリビング」や「パーソナルな個人空間」は、40平方m以上の物件であればある程度期待できます。






一方で、不動産公正取引協議会が出している基準では、居室が1部屋の場合のLDKに最低限必要な広さを「8畳」と定めています。これにたとえば4.5畳程度の居室を組み合わせると、実は30平方m程度でも「1LDK」としての条件を満たすことができます。実際、HOME’Sサイトで検索してみても、30平方m台の1LDKも相当数が検索対象として表示されます。

30平方m台の1LDKの場合、「リビングが想像していたより狭い」「居室にはベッドを置くだけで精一杯」など、1LDKという間取りから思い描いていた暮らしとのズレが発生することがありますので、注意が必要です。ただし、面積が小さい分だけ賃料は安く抑えられますので、たとえば「生活空間と寝室を分けたいだけで、居室はベッドが置ければ十分」という方にとっては、むしろ30平方m台の1LDKに住むのがベストな選択肢になることもあるはずです。

専有面積や間取りのパターンが豊富な1LDKの住まい探しは、何を優先して何を妥協するか、自分が絶対に譲れないものは何か、といったことを考えるトレーニングに最適。そのため、1LDKに絞って住まい探しを行う方だけでなく、1K・ワンルームタイプをお探しの方も試しにポータルサイトで検索して1LDKの物件も眺めてみてはいかがでしょうか。案外、数駅遠くに離れてみたり、築年数を妥協するだけで、手頃な予算の1LDKに出会えるかもしれません。







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