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カフェ的空間のつくり方♪おうちで味わうカフェ心地
2022年10月18日 カフェスタイル
ゆったりとした時間が流れ、心休まる場所。好きなテイストに囲まれ、元気が出る場所。何時間でも、ずっとそこにいたくなる。そんな、お気に入りのカフェみたいな空間を自分のおうちにつくってみては?
お気に入りのおやつを食べたり、お茶を飲んだり、おうち時間が心地よいひとときに変わります。
【おうちでカフェ空間➀】色数を抑え、物が増えても雰囲気のある可愛らしいスペースに
雑貨屋で働いていたことがあるyukaさん。お店のディスプレイを考えることは大好きでしたが、自宅のインテリアにはあまり興味がなかったとのこと。「結婚して、ママ友とアクセサリーや小物を作って、それをInstagramにアップして……。そのうち、小物の背景になる家の中の様子が気になって、考え出したら止まらなくなっちゃったんです」。
これまでも「男前インテリア」「ブルックリンスタイル」「ナチュラルスタイル」とさまざまなテーマでインテリアに手を入れてきましたが、一年前に今の家に引越し、居心地のよい「カフェ」のような空間をめざしてきたそう。
「引っ越しでかなり物を整理しましたが、夫と買い物に行って可愛いカゴや小物を見つけるとついつい買ってしまいます。それでも、家の中での配置をいろいろ変えているとちゃんと収まるので、夫も驚いています。色数を抑えることで落ち着きのある空間になるんです」。
1)キッチン前のカウンターは一軍の小物達の場所。頻繁に入れ替えている。
2)かわいいキッチン用具は飾り用。実用品はしまってある。
3)TV上の明かり取り窓も飾り棚として大活躍。
4)リサイクルショップで見つけた飾り棚はボードアンカーで固定。
❶ロフトはほとんど収納庫。それでもできるだけ可愛らしく収納したい。
❷キッチン、リビング、テレビ棚。鏡が好きなのであちこちに配置。
❸ダイニングテーブルの椅子は好きなものをひとつずつ。レトロな喫茶店のイメージ。
【おうちでカフェ空間➁】和の空間と洋家具のバランスが作り出すおだやかな時間
インテリアショップにお勤めのYoshinariさん。5年前に大津市内の築40年以上の古い日本家屋を購入し、リノベーション。元々居酒屋さんだった1階を居住空間に大改造しました。「内見の時、夕方だったので1階はすごく暗いと思っていました。そこで、ダイニングの天井(2階の床)をすのこにして明かり取りにしたら、すごく明るくて。窓も大きく、日当たりもよく、広い空間の割に冬でもエアコンだけで寒くありません」。
お部屋のあちこちに懐かしい日本家屋の仕掛けが施され、障子や坪庭、屏風など和のしつらえと北欧デザインやヴィンテージ家具とのバランスが上品さを醸しています。「子育てに仕事にと忙しい毎日ですが、このダイニングで祖母から譲り受けた茶器で煎茶(せんちゃ)を飲む時間は格別です」。
1)ダイニングの東側はリビング。同じ空間でも印象がかなり異なる。
2)坪庭の紅葉。一幅の絵のよう。
3)玄関ホールの屏風は野田版面工房でオーダー。
4)玄関の土間スペース。玄関上の一間の床を抜いて吹き抜けに。緑側のように、ここでお茶を楽しむことも。
❶キッチン奥のワークスペースには、窓があり明るい。
❷玄関を上がったホールは、こだわって畳玄関に改造。
❸リビングテーブルと椅子は英国アーコール社製のヴィンテージ。照明はルイスボールセンのもの。北欧の家具照明を扱う「ブラスロゴバ」にて購入。
【おうちでカフェ空間➂】誰もが足を踏み入れたくなる特別感あふれるバルコニー
結婚と同時に建てた家で、4人の子どもたちを送り出し、今は夫婦二人で落ち着いた日々を過ごしているaccoさん。「インテリアには昔から興味があったのですが、子どもに手のかかるうちはそれどころではなかったですね」。一番下のお子さんが中学生になる頃から、自宅でフォトレッスンの教室を始めたaccoさん。訪問客も増え、みんなで食事をしたり、お茶をしたり。「最初にキッチンを生徒さん達と一緒に使いやすい収納にリフォームしました。
2階のバルコニーは2年くらい前に植木屋さんに植栽の手入れをしてもらったら、手入れしやすく見栄えもよくなりました。今はアウトドアリビングとして使っています」。訪問客の多くは、「せっかくだから」と寒い時期でもバルコニーでのお茶を楽しんでいたようです。「最近はお教室もリモートなので、一人でコーヒーをのみながら、まったりする時間に使っています」。
1)ターブをつけたバルコニーは、普通の雨くらいは平気なので、冬でもよくバーベキューをするそう。
2)訪問客が集うキッチンのカウンターテーブルは広くて快適。「レッスンに来た生徒さんが自分達で食器を出せるよう工夫しました」
❶壁を一面だけグレーに。ひとつだけ色を入れると落ち着いた雰囲気に。飾ってあるのは子供たちが小さい頃のバイオリン。
❷ピアノの上には、購入した古い楽譜を額装して展示。
❸バルコニーの植栽の水やりは自動化。心置きなく旅行にも出かけられる。
【おうちでカフェ空間④】自宅で親しい人とささやかなティーパーティー
食卓を明るく見せてくれる白と、テーブルコーディネートのしやすさが◎
愛用しているのは、「ピリヴィッツ」の器です。楕円型の食器を探していたときにこちらを見つけて購入しました。焼き菓子やクリームを塗ったケーキなど、どんなお菓子でもバランスよく盛りつけられるので重宝しています。使い勝手の良い楕円形なので、おもてなしで料理やデザートをたくさんテーブルに並べても、効率よくスペースを使えるんです。
お菓子をおいしそうに見せてくれる、温かみのあるホワイトカラーも気に入っています。今回は、国産レモンのおいしい時期につくれる、レモンとアーモンドのケーキを盛りつけてみました。実はこの器、お菓子だけでなく料理にも使いやすいので、和洋中を問わず迷ったらこのお皿を手にしていることが多いかも。
小さいサイズの方はワンプレートランチもちょうどよくおさまります。ピリヴィッツの食器は、丈夫で長く使えるのもうれしいポイント。お客様にとっても、気兼ねなく使えるお皿だと思います。
個性が光る一点ものの器で自分の気持ちもアップします
仕事柄、お菓子やパンを買って食べることが多いのですが、最近はテイクアウトやオンラインショップで購入し、自宅で楽しむことが多くなっています。お気に入りのお店のお菓子を家で素敵なお皿に盛りつけていただくと、いっそうおいしく味わえる気がするんです。それが、私なりのお店への敬意でもあります。愛用しているのは、フランス留学中に蚤の市で出会った食器たち。いずれも6,000~10,000円くらいで購入しました。ヴィンテージやアンティークの器は一点モノが多く、現代にはない風合いが感じられるのが好みです。
どんな時代を過ごし、どのようにして私のところにたどり着いたのかと考えると、とてもロマンチックだなぁと思います。たとえお皿の縁が欠けていても、そこに個性が感じられますね。飲食店をやっている友人を招くときには、料理やお菓子を持ち寄ってきてもらい、その品に合うようにお皿を選んでもらいます。
また、おもてなしだけでなく、仕事へ行く前の朝にもこのお皿たちは頻繁に登場。ちょっと気分が乗らない日でも、朝から自分のお気に入りの食器を使うだけでテンションが上がるんですよ。