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カラフルな暮らしと住まい♪色をテーマにした暮らし方
2021年10月02日 美空間
寂しい、明るい、暖かい、楽しい・・・・。
昔から、人は「色」を見ることで気持ちを動かされてきました。
日の当たる時間が短くなったりお家にいることも多くなったりするこれからの季節はなんとなく心も沈みがち。
そんなときにこそ自分に力をくれる「色」を身近に置いて「カラフルな暮らしと住まい」から元気をもらいましょう。
【カラフルな暮らしと住まい➀】チュニジアのカラーをベースにレトロな団地をリノベーション
「私、青と黄色の組み合わせが好きなんです」というkfさん。
学生時代から長らく海外で生活。帰国して「日本の住宅は、どこも同じ壁の色で特徴がないな」と感じていました。近くの大きな公園が気に入って、今の団地の1階を購入したのは6年前。明るい部屋にしたくて、リノベーションの際にkfさん自身が好きな壁紙を入手して、施工会社にお願いしたことも。
「かなり古い団地ですが、先住の方がお庭をきれいに手入れされていて、その庭も一緒に引き継げたのは幸運でした」。
季節になるとバラの生垣が美しく、それも購入のポイントだったそう。
各部屋のドアは、若い頃いろんな国を旅行したなかで心惹かれたチュニジアンブルー。「ドアは近所の便利屋さんが格安で窓をつけたり、色を塗ったりしてくれて。彩光も取れるので、1階ですが部屋が明るくなってラッキーでした」。
1)男の子の部屋はプリティッシュモダン。ストライプの壁紙はクールな動物柄。
2)kfさん自ら貼ったタイルシールが可愛い。
3)女の子の部屋はオランダの壁紙でシノワズリ風に。木蓮はウォールステッカー。
4)各部屋のドアには、近所の便利屋さんが窓をつけてくれた。
【カラフルな暮らしと住まい➁】部屋ごとにテーマを決めてカラフルでちょっと不思議な空間に
デザイン系の学生だった19歳の時、バックパックで訪れたロンドンのアートに魅せられて、22歳からイギリス暮らし。帰国してしばらくは実家で過ごしていましたが、6年前にこの古いマンションに住み始め、DIYを楽しみながら好きなものを集めていたら、いつの間にかカラフルな部屋になっていたそう。
リビングは「童話の森」がテーマ。壁の片側にラベンダーカラー、反対側にチャコールグレーのペンキを塗り、そこに可愛いけどちょっと「毒のある」海外の雑貨を飾っています。
「森のように部屋に緑を取り入れたくて。最近のフェイクグリーンは本物と見分けがつかないからお手軽です」。バルコニー側の窓にかけているのはアルゼンチンのライフスタイルブランド「ホォアナデアルコ」のカーテン。「最初、1枚しかなくて。2枚目はお店の人に頼んで取り寄せてもらいました」。
寝室はテーマを「お菓子の部屋」に。リビングに比べると可愛いしつらえになりました。
1)フローリングに合わせて購入した食器棚。
2)グリーンのタイルがモチーフの壁紙を貼ったキッチン周り。モールの上には、インターネットで購入したメキシコのお皿。
3)モケットグリーンのチェスターフィールドソファは、コンパクトな日本サイズ。
【カラフルな暮らしと住まい➂】真っ赤なブラインドが印象的なアメリカンダイナー風の部屋
「16年前に二世帯住宅を建てて住み始めた頃、床は普通のフローリングで、壁の色も白でした」。それが、飼っていたパグが老犬になり、滑らないようにとクッションフロアにすることに。
「その時、ブロックチェックのクッションフロアがいいなと思って自分で貼りました」とkuupugさん。それから、黄色の壁紙、ブロックチェックのトリムボーダー、キッチン周りなど自分で次々と壁紙を貼って、アメリカンダイナー風に仕上げて行ったそう。
それと並行していろんなアメリカのアドバタイズグッズを集めるように。「一時期はビンテージ物など手に入りにくいものを探して、国内のネットショップなどをいくつもチェックしました」。
グッズは一通り揃ったので、以前ほどネットショップのチェックはしないそうですが、「他の部屋も手を入れたい」と、kuupugさんのお部屋改造はまだまだ続きそうです。
1)リビングには所狭しとアドバタイズグッズが並ぶ。コカコーラの照明はビンテージ。
2)真っ赤なポストは国内のネットショップで購入。
3)余った壁紙で廊下を仕上げ、ドアはマスキングテープで仕上げた。
【カラフルな暮らしと住まい➃】スタイリッシュなカラフルホテル
パークホテル東京[東京都港区]
美術館に宿泊するような美色あふれるアート・ホテル
「日本の美意識が体感できる時空間」をコンセプトとするアート・ホテル。
フロント・ロビー階と客室フロアの回廊などで、常にアート作品を展示しています。
31階のアーティストフロアの全客室は、さまざまな作家が壁に直接絵を描いた「アーティストルーム」で、客室そのものがアート作品。
ドアを開けば、鮮やかな色彩の現代アート、日本の美意識や伝統文化を感じられるシックな絵画など、まさにあっかんの玄関です。
所在地 | 東京都港区東新橋1丁目7−1 汐留メディアタワ フロント25F |
URL | https://parkhoteltokyo.com/ja/ |
電話 |
03-6252-1111 |
ホテルアンテルーム京都[京都府京都市]
客室&館内で出会うアートに元気をもらえるホテル
京都駅の南側に位置する学生寮をコンバージョンし誕生したホテル。
デザインコンセプトは「アート&カルチャー」+「和」で、客室はシンプル&こだわりの北館・日本の美をモダンに表現した南館がありますが、おすすめなのはさまざまなジャンルのアーティストとコラボした9室のコンセプトルーム。
また、「365日アートフェア」というテーマで、客室や共有部には購入できるアートを展示。
作品の豊かな色彩から元気をもらえます。
所在地 | 京都府京都市南区東九条明田町7 |
URL | https://www.uds-hotels.com/anteroom/kyoto/ |
電話 |
【カラフルな暮らしと住まい➄】カラフルに花を飾ろう
どんな花にもマッチする暖かいぬくもりと、遊び心ある色使いのお花
私がいま暮らしている鎌倉で、たまたま出会った「フラスカ」のフラワーベース。
1点1点ハンドメイドで製作されているガラスウェアブランドのものです。
偶然入ったギャラリーで展示をしていて、ひと目惚れしてしまいました。
マウスブローのぬくもりに惹かれていくつか購入しましたが、遊び心のあるハイセンスな色使いもお気に入りの理由。どれも普段は自宅に飾っていて、お仕事のイメージ撮影用としても活躍してくれます。
サイズ感が絶妙で、線のキレイな花を一輪で活けても、顔の大きな菊などを低めに活けても、すんなりとバランスよく見えるんです。自然の中で咲いている愛らしい野草が個人的に大好きなのですが、そういったお花との相性もいいと思います。
お花を飾っていなくてもインテリアとして成立しますし、置いておくだけで気分が上がる。いろいろな楽しみ方ができる、うれしい花器ですね。
その美しさに魅了され、20年以上愛用しているブランドです
ベルギーブランドの「ヘンリー・ディーン」のフラワーベース。初めて見たときから、その美しさに魅了されています。
出会ってから20年以上経ちますが、新作の美しさには毎回衝撃を受けるほど。ブランド創設者であるデザイナーが引退したいまは2人の息子と娘に受け継がれましたが、一つずつ丁寧に作られるハンドメイドの魅力は変わっていません。
こちらのフラワーベースは、初代デザイナーのヘンリーさん自身が作ったもので、シリアルナンバー付き。ご本人にお会いする機会にも恵まれたのですが、シャイで素敵なおじさまでした(笑)。ますますファンになってしまいましたね。
肉厚で重厚なガラスの花器は、安定感があって、お花から大きな葉ものまで幅広くマッチ。植物を選ぶときも迷うことが少なく、アレンジしやすいのも特長です。
今回のお写真のように夏を思い出すような大きめの葉ものをメインに、ランダムに活けたりしてもバランスが取れていると思います。お気に入りの絵と一緒に並べたりすると、お部屋の雰囲気をぐっとアップさせてくれますよ。
【カラフルな暮らしと住まい⑥】カラフルで奇抜な世界の名作住宅
「Yハウス」
キャッツキル山地に立つ名作住宅
「Yハウス」はアメリカのニューヨークから車で約3時間、キャッツキル山地に立つ名作住宅です。裕福な家族のために設計されたアメリカン・カントリーハウスは、名前の通り、上空から見るとY字の形をした木造住宅です。北側の天井の低い玄関ポーチから屋内に入ると、奥に向かって傾斜した空間が現れます。
真ん中にはロフトのような2階にいざなう階段があり、左側奥(南側)からも右奥(西側)からも光が差し込んでいます。天井や床、階段は無垢の板張りで、白壁とあいまって柔らかです。奥に進むと、まるで大開口部から緑豊かな景観に入り込んでいくような体験ができます。
ホールは、施主に依頼され、この敷地の丘に立った時にY字の住宅を思いついたそうです。Yハウスは、画家でもあるホールが描いた水彩画のスケッチ通りに出来上がりました。
Yハウスは、2棟の住宅を結合させたようにも見えます。住宅を2棟に分けるのであれば、パブリック(応接室や居間)とプライベート(寝室など)に振り分けるのが設計では定石ですが、Yハウスでは、パブリックな空間とプライベート空間を混在させて、それぞれの空間を緩やかに繋げています。それが居心地のよさを創り出しているのです。なお、主寝室と子ども部屋はそれぞれ1階と2階、左右に分けており、家族のプライバシーを確保しています。
ホールが南側と西側に細長く傾斜のある空間にしたのは、太陽光の差し込みを柔らかくするためです。Y字にしたことで、美術品の収集家である施主が求める壁の面積も多めに取ることができています。
外観のカラフルな赤色(酸化鉄)の板壁は、キャッツキルの伝統的な木造建築の意匠を取り入れています。伝統的な木造建築でありながら、外観がどことなく現代的な理由は、バルコニー部分が軽くて細い表現になるよう鉄骨でつくられているからでしょう。ホールはYハウスの設計にあたり、コルビュジェのデザインを参考にしています。Yハウスは伝統建築と現代建築を融合させた住宅です。
ホールを見習って、住宅に伝統的な差し色を取り込むのもいいかもしれません。
タグ: 色、カラフルな暮らし