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コンセプト/カスタマイズ賃貸ってなに!?

人それぞれの好みや希望の多様化が広がる今日この頃。

賃貸の部屋探しにも、築年数や駅徒歩分数、広さ、設備などのスペック以外の条件で、物件を探したいという需要があるようです。

そんな背景から生まれた「コンセプト賃貸」「カスタマイズ賃貸」と呼ばれる物件とは、一体どんなものなのかご紹介します。

 

コンセプト賃貸とカスタマイズ賃貸の違い

はじめに「コンセプト賃貸」と「カスタマイズ賃貸」の違いについてご説明いたしましょう。

物件にテーマを定めた「コンセプト賃貸」は、デザイナーズ物件などもこの一種になりますが、そのほかにも、カフェ風インテリア物件や、海が近いエリアでのサーファーズ物件、オートバイ好きが集まるライダーズ物件など、そのテーマはさまざまです。

一方、「カスタマイズ賃貸」は、自分好みにカスタマイズできる物件のことをいいます。

通常の賃貸物件では、退去時の現状復帰に制約がかかっているため、入居者が自由に内装を変えるといったことはできないに等しいですが、「カスタマイズ賃貸」と呼ばれる物件は、借主が入居前にリビングの一面の壁紙を数種類のなかから選べたり、照明を選べたりするタイプから、共用部分以外は全面的に自身で改装できるという自由度の高いタイプまで、その範囲はさまざまです。いずれにしても、一般的な賃貸物件と比べて、より自分の好みに合わせた、自分らしい住まい方を実現するには魅力的な物件ともいえます。

 

コンセプト賃貸とカスタマイズ賃貸の住んでみたいランキング

では、実際にこういった賃貸物件に住みたいと考えている人は、どのくらいいるのでしょう。過去のアンケート結果を見てみると、回答者の4628人中、「興味があり、ほしい部屋があれば実際に住んでみたい」と答えた人は24.0%となりました。興味がない人が半数以上を占めているものの、全体の4分の1が関心を持っているという結果とも読み取れます。

そこで次に、興味がある、と答えた24.0%のなかから男女18~69歳の420人に、具体的にどんな部屋を好むのかなどについて詳しく調査してみたところ、最も人気があったのは「カフェ風やバー風など内装にこだわった『オシャレ』をテーマにした部屋」。2位は「海外の住まいをテーマにした部屋」。これに「オーディオ環境をテーマにした部屋」「料理をテーマにした部屋」が続く結果となりました。そのうち“最も住んでみたい部屋”を選んでもらったところ、一部に変動が見られます。5位だった「ペットをテーマにした部屋」が3位となり、「オーディオ環境をテーマにした部屋」と並びました。一方、「ファッションをテーマにした部屋」は7位から10位に順位を落としました。自分にとって心地のよい空間づくりの方が、他人に自慢できる部屋よりも優先度が高いためではないかと考えられます。

 

カスタマイズ賃貸を行いたい場所

また、「カスタマイズ賃貸」を行いたい場所についても尋ねたところ、1位は「リビング」となり、居住空間で時間を最も多く過ごすこの部屋に票が集まる結果となりました。趣味嗜好の幅が広がろうとも、心地よい時間を過ごせることは、部屋探しの共通した条件になっているともいえるようです。

 




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