ドリームライフ

賃貸物件の探しどき

引っ越しや住み替えなど、賃貸で新しい住まいを探しているときに気になるのは、そのベストなタイミング。

できるなら、なるべく安く、なるべくいい部屋に引っ越したいものですね。

近年の傾向データから、その探しどきを読み解いてみましょう。

 

いつ引っ越しをするのが得か?

不動産ポータルサイトで仕事をしていると、友人知人に不動産関連の相談やアドバイスを求められることが多くありますが、その中でも最も多い相談の一つが「いつ引っ越すのがお得か」というものです。

4月からの進学・転勤が引っ越し理由の場合は、賃貸市場が最も盛り上がる1~3月に住まい探しをするほかありませんが、そうでない方は時期を選んでなるべく安く、なるべく良い部屋に引っ越したいと考えるのは当然のことです。

今回は、賃貸で住まい探しをするのに最適な時期について考えてみたいと思います。

結論を先にお伝えすると、「より多くの選択肢から自分に合う物件を探したいなら1~3月がオススメ、4月以降は賃料を下げた物件が出やすくはなるものの、すべて一律に下がるわけではないので注意が必要」というのが、見解です。

まず選択肢の多さ=掲載物件数についてですが、これが1~3月のいわゆる繁忙期に最も多くなることは皆さんも想像しやすいかと思います。特にワンルーム~1DKの単身者向け物件にはそうした傾向が顕著で、2016年では物件数がピークになる2月と比べて4月は15%程度減っており、これは首都圏・京阪神で見ても、2015年以前のデータで見ても同様の傾向です。現入居者が3月末に退去する予定の物件の募集が繁忙期に集中すること、繁忙期に入居者確保することを狙って秋~冬頃に完成する新築物件が多いこと、繁忙期の終わりに合わせて不動産会社が広告費を抑えようとすること、などが主な理由です。新築のアパート・マンションでも賃料や設備などの条件の良いものは、募集開始から数日ですべての部屋が埋まってしまうようなケースも少なくありません。HOME’Sにもある新着物件メール機能などを利用して、早い段階から情報収集を始めるようにしましょう。




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