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個性が際立つ郷土の色がある街
2021年09月30日 住みたい街
暮らす人の心を楽しませても落ち着かせてもくれる「色」。その土地にしかない街並みや建物、食、自然、季節の移ろい、空気感などなど、らしさを感じられる「色」は住み心地にも大きく影響します。今回は、街の個性が際立つ郷土の色がある街を見ていきましょう。
郷土の色がある街探し3つのポイント
POINT 1 街並みや景観に特色がある
歴史の名残ある建物や自然が織り成す絶景、春爛漫、雪化粧、お祭りの賑わいある光景など、風情を感じられる街並みや眺めはその土地の宝物。画一的ではない郷土の景観は、住んでいても愛着が湧きます。
POINT 2 暮らしに身近な名産・特産
長く生活に密着してきた名産・特産には、農産物やお酒、伝統工芸などさまざまなものがあり、その土地ならではの色も出やすいもの。すぐそばにあると生活のなかにも取り入れやすく、暮らしも豊かになります。
POINT 3 郷土料理・ご当地グルメがある
その土地に根ざした食材で、その土地ならではの調理や食べ方をする郷土料理は、その土地の気候や風土、文化に合った「おいしい」が凝縮されているもの。郷土の色を気軽に感じられるのも食の魅力です。
【郷土の色がある街➀】和と洋が調和する日本一のりんごの街(弘前)
りんご収穫体験や岩木山を一望できる「弘前市りんご公園」や、沿線にりんご畑が広がる「アップルロード」と呼ばれる道路など、りんごを身近に感じられるスポットも多い。
八角形の双塔が際立つ「旧弘前市立図書館」(1906年築)や「藤田記念庭園洋館」(1921年築)など、明治から大正期にかけての洋館が数多く残るのも弘前の魅力。
青森県が蓄積量日本一を誇るブナの木。ブナコはブナを厚さ約1mmのテープ状にして巻き重ね、それをお湯飲み茶わんなどで押し出して成型する木工品で、インテリアなど多種多様。製造元直営のBLESSには新商品がいち早く並び、ショールーム限定品も購入できる。
定番から地元の旬の素材をふんだんに使ったものまで、色とりどりのスイーツが並ぶ洋菓子店(運営:株式会社ブランメルシー)。アップルパイは、スライスしたりんごとキャラメリゼしたパイの組み合わせで、たっぷりのりんごの味とさまざまな食感を楽しめる。
【郷土の色がある街➁】文化と歴史に癒される城下町(金沢)
かつて茶屋街として栄えた街並みが保存されている「ひがし茶屋街」には、町屋をリノベーションしたカフェや雑貨店などがある。雪の降る日の眺めも趣があって心に響く。
歴史ある街並みや建造物が残る一方で、鼓をイメージした門とガラスドームが美しい「金沢駅」や「金沢21世紀美術館」のような先進的な建造物も多くみられる。
約300年の歴史を持つ市場で、魚介や加賀野菜、フルーツといった旬のものから、惣菜、甘味まで約170店が並び賑わっている。鮮魚が集まる市場ならではの、海鮮丼やお寿司が評判の店舗も充実していて、買い物に行っても食べに行っても満足できる。
石川県にゆかりある若手作家の新しい感性からつくられた工芸品が集まる「能加万菜THE SHOP 東山」。九谷焼、山中漆器、輪島塗といった伝統工芸やガラス小物などの工芸品はどれも個性がありながらも日常使いしやすいものばかり。暮らしに取り入れたい逸品を見つけられる。
【郷土の色がある街➂】大自然の恵みとアートがそばにある瀬戸内海に浮かぶオリーブの島(小豆島)
小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地。島内には、約2,000本のオリーブの木や白い風車が特徴の「道の駅 小豆島オリーブ公園」のほか、オリーブ農園も点在している。
数々の奇岩がそそり立ち、日本三大渓谷美のひとつと称される「寒霞渓」。花々に新緑、紅葉、雪と季節の色に染まる絶景は、ロープウェイや登山道で満喫できる。
引き湖のときにだけ現れる、小豆島南西部の弁天島などの4つの島をつなぐ砂の道。神秘的な美しさがあり、大切な人と手をつないで渡ると願いが叶うと言われている。日によって異なる干潮の時間に合わせてふらりと行けるのは、島に住むからこその醍醐味。
1846(弘化3)年創業。木桶を使う伝統製法の醤油から、自社栽培のオリーブから絞るオリーブオイルまで幅広い商品を展開。醤の郷の一角にあり、直売所や自社商品を使う食事を味わえるイートインスペースも併設。蔵などは登録有形文化財に指定されている。