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健康特化型マンションの最新事情Q&A

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最近話題の健康特化型のマンションとは?

従来、健康志向の高い人が検討するマンションといえば、有害物質を出さない自然素材やエコエネルギーを活用したマンション、フィットネスジムなどの健康施設を備えたマンションなど、主にハード面の充実をうたった物件が主流でした。そこに新しいカテゴリーとして加わったのが、住人の健康管理やサポートといった“サービス”に力を入れたマンション。最近は、病院などの医療機関や健康関連会社などと提携し、IT技術を利用することで、自宅にいながらにして専門家による健康サービスが受けられるマンションが登場しています。

 

具体的にはどんなサービスがある?

物件によって異なりますが、主流となっているのが、IT機器を活用した健康管理サービス。体重体組成計や歩数計などで計測されたデータがAI(人工知能)や医療機関の専門スタッフに転送され、スマホやPC、TVなどを通して解析結果やアドバイスが提供される、という流れが一般的です。そのほか、遺伝子検査や人間ドック、医療機関による健康セミナーなど、価値ある住人向けサービスが受けられるケースもあります。

 

健康特化型マンションに住むメリットとは?

日本人の死因の多くを占める生活習慣病は、偏った食事や飲酒、喫煙、運動不足、睡眠不足といった不摂生の積み重ねが主な原因。逆にいえば、遺伝や先天的な病気と違い、自らライフスタイルを見直すことで発症や進行を防げるともいえるのですが、自覚症状がなく、年に1度の健康診断で兆しが見える程度では、なかなか重い腰を上げられないのが現実です。そんな人におすすめなのが、健康サービスが充実した健康特化型マンション。必要な機器は各戸に用意されているため、自分で揃える手間はなし。計測するだけでデータが蓄積・分析され、今の自分の健康状態や運動方法といった情報を知ることができるので、「ランチにこれを足そう」「ひと駅分歩いてみよう」など、身近なところから生活を変えていくことができるはず。わざわざ病院やジムに通わなくても、無理なく続けられる習慣を身につけられるのが、健康特化型マンションの一番のメリットといえます。

 

健康特化型マンションは、お金がかかる?

家族が多く、計測機器を追加する必要がある場合や、特別な検診を受ける場合など、別料金がかかることもありますが、基本的には、安価な月額使用料の負担で済むケースが少なくないようです。もともと、既存の医療施設やIT技術の力を借りた健康管理サービスは、設備投資費が高額にならない分、物件価格・管理費への影響もさほど大きくないことが多いそう。ただし、ジムなど共用の運動施設が充実していたり、手厚い医療が受けられるなど、設備やサービスが豪華になるほど物件価格が上がっていく傾向があるのは、一般的なマンションと同じ。もちろん、立地や規模によっても異なるので、希望と予算を明確にして比較・検討してみましょう。

 

これからも増え続ける?

超高齢化社会を迎え、「平均寿命」よりも、日常生活をいきいきと支障なく送れる「健康寿命」が注目される昨今。健康をテーマにしたマンションは、子育て世代からシニア世代まで、幅広い層から支持を得つつあります。近年、未病を重視した「健康・医療戦略」が国の政策として盛り込まれたこともあり、最先端の医療技術やサービスを取り入れた物件は、今後も増えていく可能性があるでしょう。




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