ドリームライフ

田舎暮らしの家

田舎暮らし

最近話題の「田舎暮らし」。のんびりした暮らしに憧れる一方、体力的なことや近所づきあいなど不安もあるはず。そこで、移住希望者に人気の高い千葉県の房総半島で、実際に夢を実現させた人たちのセカンドライフを少しだけのぞいてみました。

 


平日都会、週末田舎の「2地域居住」を満喫

田舎暮らし

1)母屋から続くウッドデッキは、地元の大工さんの手を借りて増築したもの。食事をしたり、本を読んだり、寝そべったり。

2)築100年以上の古民家をリフォーム。障子や襖を開ければ、広々とした空間に。風通しも最高。

3)畑で採れたばかりの野菜がオープンエアの食卓に並ぶ。

房総半島の南端に位置する千葉県・南房総市は、三方を海に囲まれた湿暖な土地。比較的、地価が安いのも魅力です。建築関係が本業の馬場さんが9年前に購入した8700坪もの広大な土地と、築100年以上の古民家も、「ポルシェが買えるくらい」の金額で収まったと言います。

馬場さん一家のライフスタイルがユニークなのは、平日は都内で勤務・通学し、週末は南房総で過ごすという「2地域居住」を実践していること。「虫が大好きな長男に、週末くらいは伸び伸びと自然に触れさせたい」というご主人の発案に付き合った形でしたが、結果的にこの生活に「はまった」のは奥様のほう。

「仕事が不規則であてにならない」ご主人に代わり、金曜の夜、3人の子供たちとペットを乗せて車を運転すること1時間半。「東京湾アクアラインを境に世界が切り替わるんです」と話すように、到着するのは星空の下、見渡す限り自然が広がる第二の我が家です。

畑仕事に精を出し、野や山や川に遊び、風通しの良い部屋で昼寝をして過ごす週末。「とれたての野菜の美味しいこと。都市と田舎を行き来することで精神的なリズムも保てます」。そんな暮らしを9年程続けるなか、虫好きだった長男は中学3年生に。回数は減ったものの、今もサーフィンをするためバスに乗ってやってくるとのこと。

馬場さん自身、仲間とともにNPOを設立。里山での体験学習や空き家調査などを通じて、地域の課題を解決する活動に力を注いでいます。

大自然のなかで静かに過ごす贅沢なセカンドライフ

セカンドライフ

1)大きな仏壇だったところは、手を入れて飾り棚に。引き出しは仏壇の物を流用。

2)最寄駅から山を2つ越えた場所にある家は、一歩外に出ればイノシシや狸に遭遇することも。

3)「ボロボロだった」建物は、屋根や柱をそのままに改装し、扉は東京の骨董屋でサイズの合うものを探したそう。

 

東京の下町で育ち、「田舎暮らし」とは無縁の生活を送ってきた五十嵐さんご夫婦。ご主人の定年退職を機に移住を決意し、4年前、南房総の丘陵地に古民家を購入しました。決めては「人の出入りがほとんどない。自然に囲まれた土地だったこと。たまに遊びに来る孫に囲まれながら、のんびり暮らしたかったんです」と奥様。

購入時、30年程空き家状態が続いていたという建物はボロボロ。お風呂やトイレも離れにあったそうですが、それらを母屋に移設するなどのリフォームによって、和モダンの家として蘇りました。広々とした間取りで10人以上が泊まりに来ても大丈夫。2~8歳の4人のお孫さんは、ご主人が自作したシーソーや滑り台で大はしゃぎです。

そのご主人の趣味はスキューバダイビングと海釣り。南房総を中心に移住先を探したのも、なじみの土地だったからです。ダイビングをする機会は減りましたが、狩猟免許を取得し、狩りが新たな趣味に加わりました。海にも山にも近い、この土地ならではの楽しみ方です。

「鳥の鳴き声や、笹の葉のすれる音、土の香りなど、自然と共に暮らす生活が気に入っています」と話す奥様。地域の方が定期的に開いてくれるお茶会に参加するほか、趣味がこうじて「吊るし雛」教室を自宅で開催するまでになりました。

月に一度は所用で息子さん夫婦が住む東京の旧宅で過ごすそうですが、すぐに戻りたくなるとか。静かで贅沢なセカンドライフを満喫しています。




 

田舎暮らしの丁寧な暮らし

田舎暮らし出典:https://www.instagram.com/p/CFUZowOnyfv/

「丁寧な暮らし」

ピカピカになった窓。

やっぱりキレイになると気持ちが良い。

大切な我が家。

丁寧に、大事に、長く住みたい。

 

山荘での田舎暮らし

田舎暮らし出典:https://ameblo.jp/iesaka/

朝起きて飲む1杯の水、地下100メートルの水をポンプで汲みあげています。

連休は、こうして落ちた枝や葉を片付けたり、たい肥のなった土を畑に運んだりしています。

手の平についた土は香ばしく、土の微生物が僕の微生物と反応しあっているのか、体が火照り、エネルギーが溢れ出るような感触を覚えるのです。

なんて、美しい土でしょう。

落ち葉を微生物が分解し、カブトムシやクワガタの幼虫の糞が混ざって、本当によく肥えた、いい土が出来上がりました。

すべて、この森にあるものだけで生まれた土ですから、愛おしくて仕方ありません。

必要なものは、すべてここにあります。

たくさんのものを手放し、捨ててきたから、今、ここにすべてのものがあるのです。

自分の会社を手放し、持っていた資産を整理し、仕事仲間や友人、親族と距離をおき、自分に必要な、心地の良い生活だけを求めてきました。

今までの仕事から抜け出し、複雑な人間関係から離れない限り、自分に必要な物も環境も手に入りません。







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