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運気のよい空間のつくり方
2020年07月14日 住空間
「気のよい空間」をつくり、装飾も取り入れて、自分らしい豊かな空間をつくる方法をご紹介します。
目次
1.装飾で自分らしい豊かな空間に 2.美しく装飾された魅力的な空間づくり |
装飾で自分らしい豊かな空間に
運気のアップする空間、運気のよい空間……これらはとても魅力的に感じます。そして運気と聞けば、風水を思い浮かべる方も多いかもしれません。風水とは自然を大切にして気の流れのよい空間を考える環境学。私自身、風水は意識していませんが、自然の気の流れの良い空間は無意識のうちに大切にしています。快適で心地よい空間をつくることができれば、自ずと気の流れがよくなる。そのためには、動線・整頓・清潔の三つの要素が大切だと考えます。
そして、もう一つ、とても大切な要素が「装飾」です。快適なだけでなく、より豊かな空間=そこに暮らす人のパーソナリティーが感じられる空間づくりのためには、装飾(デコレーション)が重要だと私は思うのです。
装飾というと、飾り立てるというイメージがありますが、シンプルでミニマルな空間であっても、そこに一枚の絵や写真、たった一つのオブジェ、一輪の花、クッションなど、住まう人の好みのものが何か一つあるだけで、パーソナリティーを感じる魅力的な空間になるのです。
美しく装飾された魅力的な空間づくりを
装飾のテクニックの要は“バランス”です。キーワードと事例をご紹介しながら説明していきましょう。
【シンメトリー(左右対称)】安定感が生まれる二つのベッドを中心に同じアートをシンメトリーに飾ります。左右対称は視覚的な安定感が生まれます。
【アシンメトリー(左右非対称)】動きが感じられるベッドを中心にアシンメトリーにサイズの違うアートを飾ります。左右非対称は視覚的に動きが感じられます。
【高さ】物を置くとき、壁に掛けるとき、高さを意識する
【大きさ】物の大きさを意識する
コンソールの上に並んだランプ、小箱、花器。アイテムはバラバラですが高さを変えたことでバランスがよく収まっています。壁面の二つのアートは同じものですが、高さを変えて掛けると動きが出てより魅力的に。床に置いた同じデザインの壺は高さと大きさが異なるものを並べたことでリズムが生まれています。
【数】同じものを複数個、均等あるいは前後に並べる
棚に同じ大きさの同じ壺を三つ、テーブルの上に大きさの違う同じ壺を三つ飾ります。複数個、物を飾るとき、奇数はバランスがとりやすい。
装飾の内容は多様で、平面の装飾(絵画や写真)、立体の装飾(花器やオブジェ)、ファブリックの装飾(カーテンやクッション)、そして、生き物の装飾(花や観葉植物)、自然を感じる装飾(暖炉や水盤)、目に見えない装飾(香や音楽)これも装飾です。
「どう飾ればいいのかわからない」という声も聞こえてきそうですが、もちろん造形学的に装飾の基本的なルールはあるものの、装飾は季節や気分で変えるものです。ルールに囚われず、自由に自分らしく楽しんでください。
【見立て】アート、暖炉、水盤……心地よい何かに見立てて装飾する
美しい表紙の本があれば、それらを並べるだけでアートのようになります。
お気に入りの本であれば、よりパーソナルな装飾に。
流木を置いて暖炉をイメージさせたり、ガラスを水盤に見立てたり、想像力を駆使した装飾も魅力的です。
【時間】家族や旅行の思い出など時間を飾る
よりパーソナルな装飾ということでは“時間”を形にすることができる写真を飾るのもおすすめです。
家族の写真、自分の子どもの頃の写真…、思い出深い写真やお気に入りの写真をフォトフレームに入れて飾ると、見る度にさまざまな大切な時間が浮かんでくるでしょう。
アルバムの中の写真を飾ってみてはいかがでしょう。
私はたった一つの小さな装飾が、空間の印象を大きく変えることを多くの住居デザインを手掛けたことで実感しています。
そして、無造作に沢山のものが置かれているように見える一見雑多な空間。
これは先に述べた整頓という要素に反するように思えますが、自分の好きなものが丁寧に置かれた空間であれば美しく、魅力的なものです。
空間のデコレーションをファッションのように気軽に楽しむことで、心地よく自分らしい、より豊かな空間をつくって運気をアップさせてください。